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研究課題中国古代地域史研究 ―『水経注』の分析から― 研究分担者総 括:宇都木章 (青山学院大学名誉教授)
松丸道雄 (東京大学名誉教授)
太田幸男 (東京学芸大学名誉教授)
藤田 忠 (国士舘大学教授)
籾山 明 (埼玉大学教授)
多田狷介 (東洋文庫研究員)
飯尾秀幸 (専修大学教授)
塩沢裕仁 (法政大学講師)
研究目的『水経注』(原典6世紀、中国最古の地理書)とその諸注を考古学上の諸発掘成果およびランドサット衛星地図などと合わせて分析することによって、中国古代の地域社会の構造を再検討する。
研究成果
- 陳橋驛復校『水経注疏』(江蘇古籍出版社刊)をテキストとして、隔週の研究会において、その巻17・18・19「渭水」(甘肅省に発し、陜西省咸陽の南、西安〔長安〕の北を経て黄河に注ぐ)の部分を、旧ソ連製(’78年、1/100,000)の詳細な航空写真およびアメリカのランドサット衛星地図とを重ね合わせ、継続して諸注及び諸校訂を丁寧に検討し読み進めている。
- 平成17年度に実施した渭水流域の陜西省岐山県周公廟遺跡等の現地調査報告を『陜豫訪古紀行―中国陜西省・河南省地域考察旅行報告―』として刊行し、国内および中国の関係研究者に送付して、我が班の研究・調査内容への検討・批判や今後の研究への協力を要請した。
- 20世紀以降の中国における渭水流域の諸遺跡の考古学的調査・発掘の報告書を集め、この地域の古代遺跡と『水経注』記載の内容を合わせ検討し、渭水流域の古代の自然・社会的実態により具体的に迫るよう努める。この成果を平成19年度に『水経注』巻17・18(上巻)の訳注として刊行する。さらに同巻19(下巻)の出版準備を開始した。
- 上記『水経注』巻17・18訳注刊行のため、平成19年度初頭に『水経注』記載の渭水上流地域の実地調査をおこなう。その準備として、日程・調査地域・調査内容の具体的確定のための協議をおこない、また同調査に協力を願う陜西師範大学の歴史地理学の諸研究者との協議を進めた。